バナナの皮:日常という名の短編集 (という名のトミモトリエの日記です)

2009
0319
Thu
07:15 AM

かたっぽの靴

靴

考えていることがいくつかある。
口には出せないでいる。

朝、新宿駅から会社に行く途中の道に、靴がかたっぽだけ落ちていた。

夜、会社から新宿駅へ帰る途中の道には、それはもうなかった。

靴はどこからきて、どこへ行ったのか。 誰のもので、誰が拾ったのか。 酔っ払いのサラリーマンが忘れていったのか。 拾った人は交番に届けるのだろうか。 ゴミとして捨てられるだけなのだろうか。 かたっぽだけの使い道があるだろうか。 もしかするとギャグで誰かがわざと置いていったのかもしれない。

そんなくだらない想像はできるのだ。こんな時でも。